平成19年1月4日(木) いっしょに体操 スペシャル
お正月になまった体をいっしょに目覚めさせましょう!
自分の体をポンポンとたたきながら、
「今年も1年この体で生きていきますので、よろしくお願いします」
と体にも挨拶をしましょう。
1.思いっきり背伸びをしましょう。
| 菊池 和子 | まず、いっぱい背伸びをしましょう。 肩幅より少し広めに足を開いて立ちます。 両腕を前から頭の上のほうに持ち上げていきます。 手が頭の上まできたら、両手の指を組んで、 手のひらが、天井を向くようにくるっとひっくり返します。 その時、両足を床に押し付けるようにして下にふんばります。 足の裏でしっかりと立って、お尻の筋肉を寄せて、おなかも引っ込めます。 そうすると、腕が上に上がりやすくなります。 |
| 山田 アナウンサー |
あっ!手が上にのびました。 |
| 菊池 | ちょっとひざをゆるめて、足の力を抜いて見てください。 そうすると腕が下がってきてしまいますね。 足の力で腕を上にのばすんです。足の裏で床をぐーっと押して、 体を左右にゆすりながら、両手を上に上にのばしていくんです。 はい、一回下ろします。 |
| 山田 | ハーァ。 足の力で腕をのばすんですね。 足に力を入れると、5センチぐらいのびた感じです。 |
| 菊池 | さぁ、もう一度。 両手を上にすぅっと持ち上げて、指を組んで、手のひらは天井に向けて。 おなかをきゅーっと引いてください。ひざもしっかりのばして使って! 上げている手をすこーし後ろに引いてみます。 そのまま体を右のほうに傾けて、体の左側をそぉっとのばしてみます。 左の足をしっかりと踏ん張ると、左側の脇、ろっ骨の周りの筋肉、 骨盤につながっている筋肉まで感じ取れると思います。 |
※イラストではひもを持っていますが、放送では、両手指を組んでやっています。
| 菊池 | はい、では反対です。そーっと左のほうに曲げて、今度は右側をのばしていきます。 その時に大切なのは右の足をグッとのばして使うことです。 おなかを引いて、足の力ですーっと手を上にのばす! ヒジもちょっと意識してのばしてみましょう。 そうすると、体中に腕がつながっているのを感じ取れると思います。 はい、では真ん中に戻ってください。 |
| 山田 | 「はーぁ。」ろっ骨の骨と骨の間がのびたような・・・。 |
| 菊池 | そうですよね。 では、もう一度、両手を上に上げてみましょうか。 ほーら、こんなに上げやすくなってる。 |
| 山田 | あー、上げやすくなりました。 |
| 菊池 | 腕の筋肉は体中につながっているんです。 おなかにも、背中にも、もちろん胸にも首にも。 はい、おろしましょう。 |
| 山田 | 足をしっかりと踏みしめると、手が空に向かって上がっていく。 すごく不思議ですけれど、実際そうなるんですね。 |
| 菊池 | 「腕をのばしているから腕だけが良くなる」というのではないんです。 全身が良くなっていくんです。 今、どこを動かしているのか、どこがどんな風に使われているかを感じ取る感覚が、 一番大事なんです。 その感覚を使わないで、ただ形だけのばしていると、効果が全然違うんです。 もちろん、やらないよりはいいんですけどね。 ですから、自分の体を意識するとか感じ取るとか、その感覚が、 これから生きていく自分の体、命を守るにはとっても大切な能力なんです。 |
| 山田 | たとえ歳をとって腕がちゃんと上がらなくても、 今腕を上げているこの体というのを、意識することこそが大事! |
| 菊池 | そうですそうです。 ちゃんと使えているか、ここはだめになっていないかというその思いが、 その感覚を磨いていくわけです。 そんな思いで動いていただくことが大事だと思います。 |
| 山田 | 「何センチ上がった!」じゃぁないんですね。 |
| 菊池 | そのとおりです。 |
2.番組に寄せられたおたより紹介。
◆藤沢市のクマザワ ヒサヨさん68歳
今まで十分すぎる健康体を当たり前に過ごして参りましたが、
ある日突然、変形性ひざ。時を同じく、導かれるように飛び込んできた菊池先生の声。
日々の自助努力のため教室に通い、3ヶ月で引きずっていた足も、
今ではスタコラサッサとなりました。合掌。
(菊池) 「すごーい!嬉しい。」
◆山形県 クドウ アキヒロさん
今年も菊池先生の体操を楽しみに聞かせていただきます。
去年、菊池先生の足の指を大事にという指導を実践し、
変化がありましたのでお知らせいたします。
魚の目が消えました!
(菊池) 「すごいですね。そうなんです。何人もいらっしゃいます。そういう方。」
(山田) 「そうですか。去年確か冷え症が直ったっていう方もいらっしゃいましたね。」
自分なりに体の手入れはしているつもりで、足でじゃんけんもできるんですが、
おろそかな部分があったようです。
からだに無駄なものはついていないのですから、
満遍なく足の指を動かす大切さを知りました。
◆老人になりきれないばばさん
菊池さんの体操いいですね。
子供もおばあちゃんもいっしょにできて、道具も要らないし、
場所もどこでもできて、音楽がなくても、号令がなくても、自分で動かすことができて。
私は腕が伸びましたよ。今年もぜひがんばりたいと思います。
1月4日を楽しみにしています。
(菊池) 「今のような方は、感覚がすごく育っているんだと思います。意識がね。
脳と、肉体とうまくちゃんとつながっていかないと、
肉体だけ鍛えるというレベルになっちゃいますので。
この方のように、意識とちゃんとつなげて変わってきている、
その変化をちゃんと捕まえていけるかどうかなんです。」
(山田) 「本当に菊池さんがおっしゃったとおり、
足でも触るだけでそこの部分が、これが私の足ねっていう意識ができてきますよね。」
(菊池) 「そうそう、そうなんです」
(山田) 「動かせなくても触る。」
(菊池) 「だって、生きてるんですからね、これ、全部生きてるんですから。」
音楽で一休み。♪ジョン・レノン 「スターティング・オーバー」
3.「腰がいたいんです!どうしたら・・・」 おたよりの続きです。
◆熊本市 ポーママさん47歳
毎年寒くなると腰が痛くなるんです。
今年も寝正月をしていたら、昨日からやっぱり腰にきました。
座ったり、じっとしていると腰が固まって伸びなくなってしまいます。
どうしたらいいんでしょう。原因は運動不足なんでしょうか?
◆浜松市 せきのりこさん
きょうの放送待ち焦がれていました。
去年12月は足腰使うことが多く。年末の大掃除もあり、激痛が走り、正直つらい毎日です。
ラジオの前で自分なりに覚えた先生の体操を一生懸命にやって、少しでも良くなりたいなぁと思います。
◆このごろ右足の付け根がつったように痛むことがあります。
大事に至らないうちに、何か良い体操があったら教えてください。
| 菊池 | 腰が痛い。若い方でもすごく増えています。 腰のまわり、ウエストのあたりを触ってみてください。 ここだけ骨がないですね。 ちょっと下に下がると骨盤がありますね。上にいくとろっ骨がありますね。 ろっ骨は背中のほうも胸のほうもカバーしています。 その間のこのウエストのところだけが、骨がないんですよね。 ない場所が腰なんです。なんのガードも無い場所なんですよね。 筋肉だけで支えているんです。無いおかげで、私たちはいろんな動作ができるんです。 お辞儀をしたり、曲げたり、背伸びしたり、後ろにそったり、踊ったり。 なんでも、全部ここの隙間のおかげでできてるわけなんです。 それから私たち人間は立ったおかげで、だいたい7キロ近い重さの頭をドンって、 腰の辺で受けているわけなんです。 その重さに耐えかねて、 支えていく力が無くなってくると、「腰が痛い!」っていうふうに、 体が教えてくれるんですけれども、 それは、「筋肉が無くなっちゃったよ!」っていう、「支えていかれないよ、 だから動かして、ちゃんと筋肉作っていってよ!」っていうお知らせなんです。 |
| 山田 | メッセージなんですね。 |
| 菊池 | そうなんです。 でも、なかなかそういうふうに受け取れなくて、「痛くなっちゃってどうしよう。」 っていうふうに、「痛いから、動かさないほうがいいんじゃぁないか。」とか、 すごく迷われる方がたくさんいらっしゃいますね。 でも、この「痛い!」っていう感覚のおかげで、どれだけ私たちは命拾いしてるかわからない。 痛いって言う感覚は本当に自分の体を守る大切な感覚なので、 痛さが出た時は、「ありがとう」なんです。 そして、無理に動かして使いすぎた時も、 もちろん弱った時だけじゃなくて、痛くなる時ありますけども、 その時は、やっぱり、ゆっくり動かして、血液の循環を良くしてあげたらいいですし、 弱ってしまった場合は腰を支えていく筋肉を自分で育てていく以外にないんです。 腰を支えている筋肉はまずおなか、「腹筋」です。 おなかの筋肉が弱ると、腰は重みに耐えかねます。 それから「お尻の筋肉」です。 |
| 山田 | お尻に筋肉ありますでしょうか。 |
| 菊池 | ええ、脂肪だけじゃ困っちゃうんですけど。(笑) 本当は赤みでピカピカにしておきたい場所なんですよ。 そのおなかにつながっている「ももの前側」と、おしりにつながっている「ももの後ろ側」の部分も大事なんです。 この太さをみるとね、やっぱりね、大事なんだよっていうことがわかりますよね。 |
| 山田 | 無駄に太いわけじゃないんですね。 |
| 菊池 | そうなんです。太くないといけないんです。 ここが細いと、あるいは脂肪だとやっぱりいつか「腰が痛い!」という お知らせをいただくことになりますのでね。 たゆまず毎日、このおしり、おなか、ももはちゃんとしているかどうか確かめてください。 |
| 山田 | いつも気を使って、さわって「大丈夫?」と。 |
| 菊池 | そうなんです。「大丈夫かな?」っていうふうにいつも見てないといけません。 これから、腰を支える大事な筋肉を育てるための動きをしてみましょう。 |
4.腰を守る筋肉を確認して育てる動きをしてみまよう。
| 菊池 | まず、床に座って、足を伸ばして、座ります。 これだけでも、結構きつい方たくさんいらっしゃいますけれども。 どうしてもきつかったら後ろに手をついてもかまいません。 でも、できれば自力で座りたいんです。 そして、ちょっとおへそを引っ込めます。 そういわれても、「おへそを引く?」わかんないわって言う方も結構・・・、 「そんな、引っ込まないわ。」て言う方もいらっしゃいますけれども、 とりあえず、その気分になります。だんだんに、できるようになってきます。 そして、足首をきゅーっと自分のほうに折り曲げてみます。 |
| 山田 | ふくらはぎがイタイですね。 |
| 菊池 | それから、両方の足先を横に開いていって、ぐるーっと外側に向かって回して、 両足がそろったら、また足首をおりまげます。 おわかりになりますか?みなさん。 |
| 山田 | 足先で円を描くようにするんですね。 |
| 菊池 | 足先を両方に開いて、そしてぐるっと円を描くようにして回して、 足先がそろったら、足首をもう一度自分の方に向けて折り曲げます。 |