NHKラジオ第一放送 『きょうも元気でわくわくラジオ』
隔週月曜日、9時20分〜27分の耳より生活情報のコーナー、
菊池和子が出演する「いっしょに体操」の放送内容を紹介します。

放送1 放送2  平成18年 平成19年

12月19日放送

「おなかの筋肉を育てる運動」

おなかの筋肉(腹筋)
・大切 な内臓を骨に代わって守っている。
・骨がない場所なので脂肪がつきやすい。
・あらゆる動作の中心となる。
・ここが弱るとさまざまなつらい症状がでてくる。

今日の動きのポイント

1 スポーツ選手などの反動を使って回数をこなす腹筋運動とはちがいます。
2 意識をおなかに集中させてゆっくりと動いてください。
3 無理に起き上がってこないでください。(腰痛の方は特に)
4 頭を持ち上げておへそを見るだけでも十分です。

以下、放送内容を一部紹介します。

1.おなかに意識をもっていく

腹筋

菊池 最初に床に仰向けに寝ていただきます。
山田 はい。
菊池 そして膝を立てて。膝頭をそろえます。
それから、足の裏をしっかり床につけて、
おへそを天井むけて寝ていただきます。よろしいですか?
そして、ちょっとおなかに手を置いてください。
それで、ギューッと、おなかをつかんでみてください。
山田 贅肉をつかむんですか?
菊池 そうなんです。(笑)あぶらも筋肉もまとめて全部しっかりとつかみます。
なでただけですとわかりにくいんですけど、ギュッとつかむと
「あっ!」っていう感じがしたり・・・。
山田 ちょっとショックですね。
菊池 それから、ウエストの辺も腹筋ですので、そのへんから全部つかんでみて。
そして、「あー、これが私自身だ。」っていうふうに、「私のおなかだ!」っていうふうに、
意識をここへ持ってきます。
山田 はい。

2.おなかを出したり引っ込めたり

菊池 それから、ゆっくり、おなかを引いてください。
グーっと引っ込めるんですね。
山田 はい。
菊池 手をおなかに置いていてください。引いたなっていう感じが手でわかりますので。
山田 わかります。
菊池 ギューっと引いたら、今度はおなかを出します。ふくらませるんです。
山田 あぁ、随分ふくらみます。
菊池 そうしたらもう一度おなかを引いて。動いてる感じがしてますか?
山田 ええ。ラジオをお聞きの皆さんもいいでしょうか?
菊池 出したり引っ込めたりするだけでも結構おなかの筋肉を使っていますよ。
ですから、もし、いすに座っていて寝ることができない方も、
そうするだけでも意識がおなかにきますから、
おなかはだんだんと生き返ってきます。
意識がいくかいかないかがとても大事なんです。
忘れられるとおなかは弱ってきてしまいます。
この筋肉で前側からしっかりと体を支えているんですよ。
頭を持ち上げて、背骨を支える力ですから、相当大きな筋肉なんですよね。
これが弱ってくると、いろんな※『病気でない病気』になってくるんです。
このおなかに力をつけただけで、たくさんの症状が消えたっていう報告もありますよ。
山田 ええ

※体がだるい、腰やひざが痛い、肩こりや頭痛でつらいなど、病院に行くほどではない、または、病院ではなんともないといわれているのに、本人にはつらい自覚症状がある状態。
「病気でない病気 一発解消きくち体操」菊池和子著 廣済堂出版より

菊池 おなかの筋肉は、人類が二足歩行になって頭を持ち上げて立つための、
とても大事な大きな筋肉なんです。
山田 そうですね。
菊池 ですからそのことを忘れないためにも、
毎日こうしておなかに手を置いて、「よろしくね。」っていう気持ちが必要なんです。
ただ、ここは骨がない場所ですので感じにくくて、弱らせている方がとても多いので、
ちょっと意識がそこにいくだけでも、だいぶ体が生き返ってきます。
今、こうしておなかを引いているときも「ああ、立つための筋肉なんだ」というふうに、
思いながらやってみてください。
山田 はい。

 

3.頭を持ち上げてみましょう

腹筋

菊池 そして、肩の力を抜いて、ちょっと頭を持ち上げてみます。
山田 肩、緊張してしまいますね。
菊池 頭を上げた状態で、おなかは引いて、ひざは曲げたまま、
腰をぐっと床に押し付けて、足もひざも全部使って・・・、
そして頭を静かに下ろします。
山田 はーぁ。(ため息)
菊池 はい。もう一回。頭を持ち上げて、キュッとおしりを寄せて、モモも膝も寄せて、
おなかもグーっと引いて、床に腰を押し付けて・・・、
腹筋
山田 腰が上がっちゃうといけないんですね。
菊池 そうなんです。腰がそらないようにして。
そして肩には力を入れないで。肩で上がってこないように。
山田 はっはっはっ(苦しそう)
菊池 はい、それで下ろす。
山田 はぁー。
菊池 頭ってすごい重いでしょ!
山田 重い!
菊池 頭が上げられないって時は、「全身の筋肉が弱ってるよ」っていうことなんです。
立ってると結構わからないんですが、寝て頭を持ち上げてみると良くわかるんですね。
山田 もう、頭上げながらしゃべることはもう・・・ほほほほ。(苦笑)
菊池 それで、肩を楽にして、もうちょっと上まで頭をもってこれるようでしたら上がってきて、
それからゆっくりと下ろします。無理して起き上がってくる必要はありませんよ。
でも、できるかたはやってくださいね。
山田 はぁー。
菊池 こうして頭を持ち上げるだけで、内臓にまでずっと力がついてくるんです。
山田 (頭を上げ、下ろす動きを続けている)
菊池 そうですそうです。そういう感じで。もう、ホントに毎日やるんです。

 

4.何より大切なおなかの筋肉

菊池 私は「あちらの世界に行ってもこれ(腹筋を育てる運動)だけはやろうねっ!」て。
山田 あちらの世界に行っても、(笑)
菊池 それぐらいだーいじ(大事)な筋肉です。
山田 はい。
菊池 これを弱らせてね、体が色々具合悪くなっている方がすごく多いんです。
腹筋は腰にもつながってますし、お尻にもつながってますし、
体全部の筋肉につながってますので、毎日続けておやりください。
山田 ツカミがいのあるおなかの方は特に!
菊池 そうです!
山田 なさったほうがいいかもしれませんね。
菊池 がんばってください。
山田 お正月をこれでのりきりましょう。ありがとうございました。


放送終って・・・

お腹の筋肉「腹筋」というと、すぐにスポーツジムでのトレーニングのような
“寝ている状態から起き上がってくる”腹筋運動が頭に浮かびます。
ですが、きくち体操での腹筋運動では必ずしも起き上がってくる必要はありません。
もちろんいきおいをつけて何回もする必要もありません。
頭を持ち上げて、意識をお腹にもっていき、 自分のおへそを見るだけでも十分お腹の筋肉は育てられます。
なぜなら、スポーツをするための腹筋を鍛えているのではなく、
健康に、よりよく生きるための腹筋を育てるのが目的だからです。
どうぞ、回数や形にこだわらないでください。
自分のお腹の筋肉を育てるためなのですから、
一人一人の状態によってその動きや回数は違ってきて当然なのです。
ゆっくりと、 がんばりすぎないで、でもあきらめないで。
自分のからだを感じとりながら、 あらゆる動作の中心となる大切なお腹の筋肉を育てていきましょう。
おはがきのあて先とFAX番号は以下の通りです。
〒150-8001
NHKラジオ第一放送 『きょうも元気でわくわくラジオ』
月曜日「いっしょに体操」係
FAX (03)3469−6666

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